歯周病の怖さ

歯周病を放っておくと危険?!

歯を失う原因で一番多いのは虫歯ではなく、「歯周病」です!
症状が落ち着いても再発する可能性が高く、重症化すると抜歯が必要となることもあります。
また、歯周病を放っておくと、以下のようなリスクがあります。歯周病は、安静にしていても治ることはありません。一時的に症状が収まっても、時間が経つと再発します。早期発見・早期治療を行うために定期検診を受けることをおすすめします。

1自覚症状がなく、
発見が遅れてしまう
歯周病の恐ろしいところは、初期段階ではあまり痛みや自覚症状ないため、気づきにくいということです。痛みや症状が出始めた頃には、かなり進行していて手遅れになるケースがほとんどです。
歯茎の赤みや腫れ、出血を見逃さず、いつもと違うなと感じたら歯医者で診てもらいましょう。

2症状が悪化するにつれて進行スピードが速い


症状が悪化すると、歯周病の原因となる細菌がさらに繁殖しやすい環境になり、進行するスピードが速くなります。




3放置すると
骨が溶けていく
歯周病を放置していると、歯茎が腫れたり、血が出たり小さな症状が現れます。そのうち、進行して膿が出たり、口臭がきつくなったりなど症状が悪化してくると、歯を支える骨(歯槽骨)が溶けてきているサインです。溶けてしまった骨は取り戻すことができません。骨が溶けて無くなってしまう前に、早めに歯医者に行きましょう。
4抜歯の可能性が高まる
回復が見込まれない場合は、抜歯することもあります。なぜかというと、無理に残すことで他の健康な歯や歯槽骨に悪影響を及ぼすことがあるからです。抜歯後は、噛み合わせが悪くなることや、隣の歯が倒れてくることもあるため、プラーク(歯垢)の除去が難しくなります。また、進行すると自然に抜けるような場合もあります。
5口の中だけでなく、
全身に悪影響

歯周病と言えば、グラグラして歯が抜けるようなイメージがありますが、実はそれだけではありません。
最近の研究では、口の中の細菌が全身に広がることで、糖尿病や心臓疾患、肺炎、早産など、全身に深刻な影響を与えること分かってきました。

歯周病と全身疾患の
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歯を失うデメリット

見た目に自信を持てない

歯がない姿を人に見られるのは、男女問わず嫌なものです。歯を失うことで人と話せなくなり、笑顔も消えてしまうと言うのはよく耳にします。人と接する仕事であれば尚更です。引きこもりになってしまい、精神疾病につながる可能性が十分にあります。

生活習慣病を引き起こす

歯が無くなると、食事を楽しめなくなってしまいます。私達が普段食べている食事は硬いものがほとんどです。肉も野菜も、しっかり力をかけないと噛み切れません。しっかりと噛めなくなると、タンパク質やビタミン、ミネラル、食物繊維といった体に必要な栄養素を取れなくなり、偏った食生活になってしまいます。
結果、栄養が偏ることで様々な生活習慣病を引き起こしてしまいます。

発音がしにくくなる

歯が無くなると発音がしづらくなり、会話に支障がでることがあります。入れ歯を入れたら大丈夫とおっしゃる方もいますが、口の中に異物感があるため、慣れるまでは時間がかかります。

歯周病は放っておくと、最終的に歯が抜けてしまう恐ろしい病気です。また、抜歯せざるを得ない状態になるまで放置せず、症状が軽い内からしっかり治療していきましょう。

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歯周病専門医 田幡 元 監修

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