治療方法

治療方法

  • 初期治療
  • 歯周病外科治療
  • 歯周病内科治療

初期治療

TBI(トゥース・ブラッシング・インストラクション)

予防するために毎日の歯磨きは重要です。
また、汚れが落ちにくい部分を自分で確かめることが大切です。正しいブラッシングの仕方を指導致します。

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スケーリング

  • 「スケーリング」とは、ハンドスケーラー(キュレット)と呼ばれる特殊な器具や超音波を使った超音波スケーラーで、バイオフィルムを除去する治療方法です。ハンドスケーリングは主に歯肉縁上歯石と、浅い歯肉縁下歯石の除去に用いられます。
    また、超音波スケーリングは、毎秒毎秒25000〜40000回の振動と注水で、石灰化している歯石まで簡単に除去することができるのです。
    しかし、スケーリング後には「ルートプレーニング」によって歯面を平らに整える必要があります。
    腫れているのが引き歯と歯茎の隙間が広がり、歯が長くなったように感じられますが、これはプラークや歯石が取れたため、炎症を起こしていた歯茎が引き締まったからです。

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歯周外科治療

歯周外科治療とは・・・

歯周外科治療とは、プラークコントロールやスケーリング、ルートプレーニングなどだけでなく、歯周病の状態が改善しない場合に行われる治療です。軽度・中度の歯周病は自覚症状がありません。きちんと磨いているつもりでも、いつの間にか深くなった歯周ポケットに汚れが溜まり、自覚症状が出始めた頃には既に重度の歯周病になっていることも少なくありません。歯周病外科治療では、一般的な治療に比べて確実に歯石を取り除くことが可能です。また、深くなってしまった歯周ポケットを浅くすることができ、ブラッシングや定期検診でキレイな歯を保つことが可能になります。

歯周外科治療とは・・・

歯周外科治療の目的

  • ●歯周ポケットの除去や改善
  • ●歯周組織の形態を修正することで、ブラッシング時に清掃をしやすくする
  • ●破壊された歯周組織の再生をはかる

歯周外科の種類

歯周ポケット掻爬術(ししゅうポケットそうはじゅつ)
麻酔をして、歯根の表層に付着した汚れや、歯周ポケット(歯茎の深い溝)内の歯垢や歯石を取り除く術法です。

適応:歯周ポケットの深さが3〜5mm程の比較的軽度の歯周病の時に行います。

歯肉剥離掻爬術(しにくはくりそうはじゅつ)フラップ手術
歯周ポケット掻爬術で、感染した組織を取り除くことができない場合は、歯茎を切開して取り除く歯肉剥離掻爬術(フラップ手術)を行います。状態によっては、感染している歯茎を切除する場合もあります。

適応:歯周ポケットが6mm以上で重度の歯周病の時に行います。
歯周組織再生療法(ししゅうそしきさいせいりょうほう)
歯周病によって破壊された歯周組織は、自然に回復することはありません。従来の治療法では、歯周病の進行を防止できても、失われた骨を再生することは困難でしたが、エムドゲインという再生材料を失われた部位に塗布したり、骨移植などを行うことで骨の再生が可能になりました。
エムドゲイン法

エムドゲイン法とは、歯周組織(歯槽骨や歯根膜など)を失った部分に、エムドゲインゲルを塗ることで再生を促します。エムドゲインゲルという特殊な素材を使用し、破壊された歯周組織を回復させる術法で、高い安全性が認められています。歯茎を切開し、歯石や炎症部分を除去した後、エムドゲインを塗布して歯肉を元の状態に戻していきます。

適応:重度の歯周病により歯肉や歯槽骨(しそうこつ)などが後退した場合に行います。

※エムドゲインの主成分
エムドゲインの主成分は、子供の頃歯が生えてくる時に重要な働きをする、たんぱく質の一種であるエナメルマトリックスデリバティブです。
このたんぱく質は、歯周組織の形成に大きく関与することがスウエーデンでの研究で分かり、幼若ブタの歯胚(歯の種のようなもの)から排出精製されています。
GTR法 (Guided Tissue Regeneration)

GTR法とは、歯茎を切開し、歯石や炎症部分を除去した後、特殊な保護膜「メンブレン」を
使って、歯根膜や歯槽骨が再生できるようなスペースを確保し、歯周組織を元の状態に戻す術法です。

適応:重度の歯周病により歯肉や歯槽骨(しそうこつ)など後退した場合に行います。

※メンブレン
「メンブレン」は、最も生体親和性が高く、安全な素材の1つでできています。
また、各種安全性試験、臨床治療等で安全性や治療効果が認められており、厚生省の認可を得ています。歯周病治療の他にも人工血管、人工硬膜、人工心膜など多くの医療器具として使用されています。

歯周病内科治療

歯周病が薬で治る!

歯周病の原因は、歯周病菌による感染です。
今までの歯周病治療は外科的な処置が主流でしたが、薬を使うことで歯周病が改善できることが分かってきました。

歯周病治療と言えば、昔から歯磨き指導と歯石除去がどの歯科医院でも行われる基本的な治療です。しかし、この基本的な治療をして、一生懸命歯磨きをしたとしても、なかなか歯茎の腫れや出血・口臭で悩まれる方、歯周病で歯を失う方がおられることは事実です。
ところが、簡単に薬で治す方法が見つかりました。原因である歯周病菌やカビ菌を特定し、それぞれに合った薬でその菌を退治する事ができるようになったのです。これが顕微鏡を使った歯周内科治療です。
東大阪の安部歯科医院では、顕微鏡を使った歯周内科治療が可能です。歯周病・歯槽膿漏にお悩みがある方はお気軽にお問い合わせ下さい。

歯周病菌とは?

「ほとんどの人の口の中には、歯周病菌という菌が存在しています。
歯周病菌は、人間が持つ常在菌の1つ。しかし、一定の条件が揃わなければ、歯周病を発症することはありません。
歯周病は、歯周病菌に対して体が過剰な免疫反応を起こすことで初めて発症するのです。
つまり、歯周病菌が口の中に存在しない人は歯周病にはなりません。
また、歯周病菌がいたとしても、その免疫反応が適正なものであれば歯周病になる可能性はかなり低くなります。

お口の中にカビ?

「口臭や口のねばつき」 「歯茎の腫れや出血」 「歯のぐらつき」が気になったことはありませんか?
これらは全て歯周病の症状です。「毎日歯磨きしているのに…」 「定期的に歯科医院でお口の掃除をしてもらっているのに…」なぜか症状が良くならない。それには、実は原因があります。
お風呂のカビの場合は、目で発見することができますが、お口のカビがいるかどうかは、私たちは目で発見することができません。お風呂の中にカビが生えるのと同じように、お口の中も実は適度な水分(唾液)と温度があれば発芽し、カビは菌糸をつけます。

また、わずかな歯に付着している歯石や食べカスが、カビの栄養源となり、カビはどんどんと成長します。
カビは歯周病の直接的な原因になるわけではありませんが、歯周病菌の住み家になり、歯周病菌を守っているのです。
カビがある限り、薬用成分は歯周病菌には完全には届きません。また、カビは歯磨き粉に含まれている薬用成分では消滅しないため、特殊なカビ除菌用のお薬が必要です。

歯周内科治療の治療法

STEP1位相差顕微鏡での菌の確認

歯周病菌を調べるには、この位相差顕微鏡検査は効果的です。位相差顕微鏡でお口の中の菌の状態を確認しなくてはなりません。 歯周病菌がいるのか、カビが多いのかを位相差顕微鏡で確認しないと、お薬の選択ができないのです。

【位相差顕微鏡検査】
位相差顕微鏡では、歯周病やカビ菌がほとんどの方に見られます。
患者さんの口の中の汚れをほんの少し採取し、それを顕微鏡で観察します。 顕微鏡で見る事で、菌の状態を確認する事ができ、歯周病になりやすいかどうか、今はどういう状態なのか、これからどういう状態になっていくのかが分かります。

STEP2細菌の除去薬剤の内服
●内服薬 ジスロマック
1日に1回2錠を3日間服用します。
歯周病嫌気性細菌に対して強い抗菌力を発揮する抗生物質で、細菌の蛋白質の合成を阻害し、増殖を抑えます(静菌作用)。この薬が備えている食細胞を利用したドラック・デリバリー・システム(ファゴサイトデリバリー)により、成分が感染局所に集中して留まり、長期的に強い抗菌力を発揮します。

STEP3カビの除去剤あるいはカビ取り歯磨き剤での歯磨き
●ペリオバスターN
100%天然素材からなる虫歯・歯周病・口臭を防ぐ歯周内科治療専用歯磨き剤です。
主成分は、もともと食肉類の腐敗防止剤として開発されたもので、人体に安全な天然成分です。
●ファンキゾン
カンジダ菌(真菌)が増殖したときに使う薬です。直接ハブラシにつけて使用します。

カビの除去剤あるいはカビ取り歯磨き剤での歯磨き

STEP4歯石取り

歯周病は細菌による感染症ですから、再感染防止のためにも定期的に歯石を除去して口の中を清潔に保つことが大切です。 また、再感染していないかあるいは再感染しやすい環境になっていないかを知るためにも、定期的に顕微鏡検査を受けることをおすすめします。

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歯周病専門医 田幡 元 監修

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